 くさり橋 |
[くさり橋]
くさり橋は、ブダとペスト両地区の統合を願う当時の貴族政治家「セーチェニ公」の尽力によって1849年に架橋されたもので、当時、世界の土木技術の先端を行く英国のクラーク・アダームが設計にあたった。両端の欄干主柱にはライオン像が設置され、橋の見張り番をしている。美しく豪壮な橋である。
現在では、両地区の間には9本の橋が架けられている。いちばん上流が鉄道橋、続いてアールパート橋とマルギット橋(橋の中ほどから川の中央にある島に入るようにT字型になっている)、そしてくさり橋、エルジェーベト橋、フランツ・ヨーゼフ橋、ペトゥーフィ橋、ラージュマーニョシュ橋、いちばん下流はもう1本鉄道橋となっている。
午後は、母なる大河=ドナウ川のクルーズに向かった。水上から眺める景色も一段とすばらしく、王宮、くさり橋、マーチャーシ教会、ホテルマリオット・ブダペスト、インターコンチネンタルホテル、国会議事堂などを一望した。川の中のマルギット島(公園)で折り返す、約1時間のクルーズであった。
下船後、ブダペストの銀座ヴァー・ツィ通りを散策した。ヴァー・ツィ通りの歩行者天国は、ジプシーがいたりするので危険だと注意を受けていた。しかし、歩いてみると実にバラエティーに富んでおり美しい商店街であった。
そして、19世紀末、文人たちのたまり場だったといわれる「カフェ・ニューヨーク」に立ち寄った。シャンデリアと金装飾の豪華絢爛な雰囲気の喫茶コーナーでコーヒーを注文した。何とその価格安さに二度ビックリ! 実に楽しい思い出の一コマであった。
夜は、ハンガリーの名物料理グャーシュと民謡「ロマ音楽」で過ごした。
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