 センテンドレ市内 |
[センテンドレ]
「センテンドレ」は、ドナウ川の曲がり角にある。中世からセルビア人を中心に発展してきた町で、まるでメルヘンの世界にタイムスリップしたような町で、小じんまりとしているが美しい町である。
入り組んだ小さな通りを歩いて行くと、どの方向からカメラを構えても絵になる光景である。小さな町の中には7つの教会と14のミュージアムがある。また、町の民芸品店、アンティークの店を見てまわるのも結構楽しいところである。つい帰りの荷物のことも忘れて、アンティークの水差しを買い求めてしまった。
 センテンドレ市内 |
町では、観光客用に2頭の白馬が引く観光馬車が走っていた。周囲の風景に実によくマッチしていて美しい光景だった。
「必見」と言われていた(時間の都合で見学できなかった)「ブラゴヴェシュテンスカ教会」。見どころは、イコノスタシス(聖職者用の内陣と会衆用の外陣を隔てる聖像壁画)にはめられた「イコン」、金色に輝くイコンは宗教美術の世界では高い価値があるということであった。
 センテンドレ市内 |
また、男性用の入り口と女性用の入り口が設けてあり、男性は前方、女性は後方に座る。所謂る男尊、女卑の形式をとっていることで珍しい。
その間がイコンで仕切られている。外国にしては珍しいことである。
この町は、今ではアーチストの住む町として有名で、小さいながら気品に満ちた町である。
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