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シチリア・マルタ島そしてローマへ
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青の洞窟のある海岸
青の洞窟のある海岸
4月15日(月)

今日は、マルタ島東部地域の観光である。先ず、ブルー・グロッド(青の洞窟)のクルーズである。朝の波が静かな時間が良いとのことで期待して少し朝早く出発した。思ったよりも規模が小さく、郷里隠岐島国賀海岸(島根県隠岐郡)が数倍の迫力があると思った。

「青の洞窟」はカプリ島のものが有名である。カプリ島の洞窟は17日(水)オプショナルツアーで観光する予定。

下船後、「ハガール・キム神殿」(紀元前2,800〜2,400年)に行った。「ハガール・キム」とは“聖なる石”・“崇拝の石”という意味である。正面右手の巨石は幅7m、厚さ60cm、重さ20tという巨大なものである。古代人の偉力と英知に驚愕するのみである。そして、この神殿から少し海岸方向に下ったところにある「ムナイドラ神殿」(紀元前3,000〜2,400年)に行った。青の洞窟の乗船場の上のところにある。健脚で希望者のみということであったが、老骨にむち打って参加した。神殿の年代は一番古いが造りは繊細で保存状態も良好である。この神殿は、暦を知るためのもので、神殿に射し込む太陽の光の位置で農事などの時期を知らせたという。



ハガールキム神殿
ハガールキム神殿
(前2800〜2400年建立)
  巨石に穴が開けられている「神記の間」
巨石に穴が開けられている「神託の間」
 

ムナイドラ神殿
ムナイドラ神殿。最も神聖な場所と称せられるところ
マルタ島の古都イムディーナの町へ
古都イムディーナの町へ
最後はイムディーナ(静寂の町)に行った。イムディーナはマルタ本島のほぼ中央、小高い丘の上にある。青銅時代にはすでに砦が築かれ紀元前1,000年には古代フェニキア人が岩の周辺に壁を巡らし、ローマ人はラバトを含め周辺地区の開発を行い、現在の町の3倍もの広さに拡張していたといわれる。870年に侵攻したアラブ人は、戦略上の観点から町に堀を巡らし、「城壁の町」=イムディーナと呼び、堀の外をラバトとした。
マルタ美人
マルタ美人

イムディーナは、聖ヨハネ騎士団がバレッタに首都を築くまで、首都として繁栄した。往時は24もの貴族の館が建ち並んでいたという。1,693年に起ったシチリア、マルタの大地震によって町の大部分が崩壊した。現在の町は再建されたもので、昔の姿が発掘調査によりガラスで覆われており歩きながら部分的に見学できるようになっている。(現在も発掘が続けられている。)

イムディーナでは、ギリシャ門、保塁広場(現在展望広場)、メインストリート、大聖堂、ノルマンハウス、メインゲートと見学して回った。

保塁広場から展望
保塁広場から展望
  大聖堂前
大聖堂前 イムディーナを代表する建造物
  大聖堂内
大聖堂内
帰り道、イムディーナのガラス工場も見学した。

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