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南アフリカ紀行

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港の公園を手入れする変なオジサン
港の公園を手入れする変なオジサン
(ホウト湾)
 後感 

 昨年来、北アフリカ、西アフリカ、そして今回の南アフリカと、巨大なアフリカ大陸を外周部の一角から垣間見ることができた。

 アフリカは、未知のことが多い国といわれる。アフリカの歴史がわからないのは、古代から住民の移動が激しく、また、他の民族との接触、融合により新しい部族が形成されるなどにより、記録は語り伝えぐらいのものしかないからだという。

 そして、人類の発祥の地といわれながらも、あまりにも未開の地が多すぎるというのが素直な印象である。近世(1869年以降)になって、鉱山資源の開発が進んだが、全て外国資本であることも原因の一つかもしれない。南部ケープタウ地方の豊かさ、北部農村地方の貧しさ(格差)、そして、国民の半数が貧困といわれる社会構造など驚くことばかりである。
チャーチスクエアー広場でくつろぐ市民
チャーチスクエアー広場でくつろぐ市民

 特にケープタウン近郊で見られるスラム街、ヨハネスブルグ空港近くのタウンシップは強烈な印象として映った。そして、自然を破壊して行く焼畑農業なども、なんとも傷々しい、地球に残された唯一の楽園である。平和に、また自然のリサイクルに心しながら、豊かに発展してほしいものである。

2001年9月     
長岡 榮 記

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 追記 

 この記録は、ガイドの説明を基にして書き上げたものであり、聞き誤り、思い違い等のあることをお許し願いたい。また、参考文献として「地球の歩き方 99」ダイモンド社を参考にさせて頂いた。

帰国後の9月11日(火)、日本時間午後10時、(アメリカ午前9時)米政府の中枢部ニューヨーク・マンハッタンの世界貿易センタービルとワシントン国防総省が破壊される大テロ事件が発生した。
今後、テロの壊滅により一日も早く全世界に平和が蘇えり海外旅行等も支障のないようになることを願っている。

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