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早朝、薄暗い中を出発し再び朝のサファリードライブに向った。無蓋のジープは昨日より寒く感じた。今日は、ライオン、ヒョウ、サイなどが目的である。しかし行けども行けどもなかなかライオンに出合わなかった。やがてサファリー監視の人達の車と出合いライオンの居場を教えてもらった。すぐ近くの木立の中で7頭のライオンが集結しヌーを食べているところだった。レンジャーが声を出さないで!、立ち上らないで!と私たちに注意をした。車から20mぐらい先であろうかオスのライオンが辺りを見回し警戒をしている。他ライオンはしきりに飼の巨大なヌーの死体にむさぼりついていた。やがて、母親のライオンが立上りこっちを向いた。口のあたりが血で真赤に染っていた。
こうして子供たちに「働かなければ生きられないこと」を厳しく教え込んでいくそうである。
ヒョウ、サイは今朝のドライブではどうしても発見できず断念せざるを得なかった。帰り道で、数頭のゼブラやキリンなどと出合うことはできた。
午前9時30分ロッジを後にし、再び広大な焼畑の大地を車窓にしプレトリアに向った。
最初に、ユニオンビルのある広場に行き、道路から議事堂を遠望した。前庭の公園には、初代大統領ルイヴォーターの銅像が建っていた。 次は、街の中心地チャーチ・スクエアー広場に行った。広場中央には、威厳のある風貌で立つ元大統領ポール・クルーガーの銅像があった。周辺の芝の上では、ウィークディーの午後にもかかわらずたくさんの市民が訪れ、談笑をしたり寝ころがったりしていた。また、金曜日の午後で明日から休日のため現金を引出そうと、あちこちのBANKで市民が順番待ちのため長蛇の列をつくっていた。
そして、ポール・クルガー通りを下り、巨大な恐竜の化石が屋外に展示されているトランスバール博物館を車窓にしながら空港に向った。
空港に到着したのは午後の3時、税関の厳しいチェックを受けながら出国手続を済し17時の搭乗時間を待った。
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