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南アフリカ紀行

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8月31日(金)
ライオンの夫婦
ライオンの夫婦

 早朝、薄暗い中を出発し再び朝のサファリードライブに向った。無蓋のジープは昨日より寒く感じた。今日は、ライオン、ヒョウ、サイなどが目的である。しかし行けども行けどもなかなかライオンに出合わなかった。やがてサファリー監視の人達の車と出合いライオンの居場を教えてもらった。すぐ近くの木立の中で7頭のライオンが集結しヌーを食べているところだった。レンジャーが声を出さないで!、立ち上らないで!と私たちに注意をした。車から20mぐらい先であろうかオスのライオンが辺りを見回し警戒をしている。他ライオンはしきりに飼の巨大なヌーの死体にむさぼりついていた。やがて、母親のライオンが立上りこっちを向いた。口のあたりが血で真赤に染っていた。

ごちそうさま・・・・・残りは子供たち食べな
ごちそうさま・・・・・残りは子供たち食べな
 ライオンの食事はルール(順序)がある。先ず、オス親が食べる。次にメス親、3番目に子供たちが両親の食べ残したものを食べる。親たちが捕ったエサが小さければ子供たちまで回って来ないこともある。食べもののない子供は飢え死にすることさえある。

 こうして子供たちに「働かなければ生きられないこと」を厳しく教え込んでいくそうである。

 ヒョウ、サイは今朝のドライブではどうしても発見できず断念せざるを得なかった。帰り道で、数頭のゼブラやキリンなどと出合うことはできた。

オレックス
オレックス
今回各地でいろいろな動物と出会った。その名前だけでも列挙しておく。
  <獣類>
ハイラックス(象の仲間の小動物)、バブーン(ヒヒ)、イボイノシシ、グレートホーテピット(鹿に似た動物)、バッファロー、クドゥー、セイブル、ヌードゥビーズ、ロングテールシライク、ジラーフ(キリン)、ヌー、インパラ、ハーディーミースト、レッドロール(口が赤い)、ホンボイル、ローリークリレー、ニアラ、ゾウ、シマウマ、オレックス(キツネの仲間)、テイシャディー、ジャッカル、ライオン、カバ、ワニ、アザラシ など
  <鳥類>
アスペス、ライラックローラ、ヴィーバーオーストリッチ、ハチドリ、ムクドリ、ダチョウ、アフリカペンギン など
※名称について聞き誤り等があるかもしれないことをお許し願います。

ジャカランダの並木
ジャカランダの並木(プレトリアの街)
 朝のサファリードライブを終り8時を過ぎた頃ロッジに帰った。今日がアフリカ最後の日である再び訪れることはないであろう南アフリカの奥地の景色を、名残り惜しく眺めながらロッジ周辺を散策した。ここでもBAUHINIA(pronounced)の花が美しく咲いていた(花はピンク色、モクレンの花の小型によく似ている)。昨日夕方、ロッジ前でカヤ葺き屋根の葺替工事をやっていたが、今朝は殆んど終って仕上げの苅り込みの段階に入っていた。かなり大きな屋根だったが実に早く仕上げるものと感心した。

 午前9時30分ロッジを後にし、再び広大な焼畑の大地を車窓にしプレトリアに向った。

ユニオンビル 初代大統領ルイヴォーター銅像
ユニオンビル 初代大統領ルイヴォーター銅像
 プレトリアは、南アフリカの行政府がおかれる首都である。人口80万人の小都市だが実にきれいな街である。都市の街路樹が全てジャカランダ(ブラジルから輸入し植栽)の大木である。縦横の街路550kmに7万本が植えられているという。春の花の咲く頃は、都市全体が赤紫色に染まるといわれる。プレトリアを「ジャカランダ・シティー」と呼ぶのもその所以である。

 最初に、ユニオンビルのある広場に行き、道路から議事堂を遠望した。前庭の公園には、初代大統領ルイヴォーターの銅像が建っていた。

 次は、街の中心地チャーチ・スクエアー広場に行った。広場中央には、威厳のある風貌で立つ元大統領ポール・クルーガーの銅像があった。周辺の芝の上では、ウィークディーの午後にもかかわらずたくさんの市民が訪れ、談笑をしたり寝ころがったりしていた。また、金曜日の午後で明日から休日のため現金を引出そうと、あちこちのBANKで市民が順番待ちのため長蛇の列をつくっていた。

ポールクルガーの銅像のあるチャーチスクエアー広場
ポールクルガーの銅像のあるチャーチスクエアー広場
  可愛いアフリカの少女たち
可愛いアフリカの少女たち
  金曜日の午後で銀行前は長蛇の列
金曜日の午後で銀行前は長蛇の列
恐竜の化石が屋外に展示してある
歴史博物館前 恐竜の化石が屋外に展示してある

 そして、ポール・クルガー通りを下り、巨大な恐竜の化石が屋外に展示されているトランスバール博物館を車窓にしながら空港に向った。

 空港に到着したのは午後の3時、税関の厳しいチェックを受けながら出国手続を済し17時の搭乗時間を待った。

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