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ニュージーランドロイヤル紀行
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 後 感

 ニュージーランドは前述したように、どこに行っても森林らしきところがない。平地があれば放牧地といった感じである。

 本来、動植物の種類が非常に少ない国であったようである。動物の鹿、ウサギ、イタチなどみんな外国から持ち込んだものらしい。ヘビは全くいないところで安全のようである。だからキウイのような飛ぶことのできない鳥類が生息しているのかもしれない。

 鹿は、最初入植者たちがハンターの標的にと山林に放した。それが自然増殖し、山林を荒らしはじめた。それが自然増殖し山林を荒らしはじめた。危機を感じた政府は、飛行機でもって鹿を銃殺した。ところがヨーロッパでヘルシー肉としての鹿肉が入らないようになり、その後は牧畜を行うようになり、鹿が外貨稼ぎの役目を担っているという。ウサギも手軽な動物性たんぱく源として持ち込んだのが繁殖し、今では羊の牧場に穴を掘るは牧草を食べるはで大変困っているという。ウサギの天敵としてイタチを入れてみたが役に立たなかった。

 美しい花「ルピナス」も北米から入った。これもあまりにも増殖し、植物体系を破壊するということで最近は自然保護団体により駆除され大分少なくなった。

 このように人類の身勝手さが環境を大きく狂わすことになった良い標本となる国である。ミルフォードの凄まじい氷河の爪跡、氷河の急速な後退も一見一考に価することかもしれない。また、旅行中“紫外線に注意をして下さい”と何度も注意をされたが、こんなことにも影響しているのかもしれない。原子力発電所を全く作らない。持ち込まないというのも特徴の一つかもしれない。

 最後に、ニュージーランド滞在中添乗員の森本治美さんをはじめ、現地ガイドの松本陽子さん、飯島亮介君、中西さん、そして8日間各地を縦横無尽に運転し、飛びまわってくれたドライバーのマリーさん、グリークさんに深く感謝を申し上げたい。

- 2004年 3月  長岡 榮 記 -

★追 記★
 この紀行文は現地ガイドの方々の説明をもとに記述したが、聞き誤りや思い違い等があればお許し願いたい。また(株)ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方 ニュージーランド編」を参考にさせて頂いた。


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