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ニュージーランドロイヤル紀行
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 18日(木)

 夜半から深く雲が垂れ込めてきた。朝になっても一向に晴れ上がりそうにない。今回の旅行の最大の目玉マウントクック遊覧飛行は断念か?。空港への出発時間に集まってみると、決行可能といっている。でも、空は晴れそうにない。

 だが、空港に着く頃には深く垂れ込めていた雲は少しずつ切れ間が出はじめた。

セスナとともに氷河に降り立つ
セスナとともに氷河に降り立つ
 空港でそれぞれセスナ機(10〜12人乗)に分乗し、マウントクックに向けて飛び立った。美しい氷河の下流地域を過ぎると急峻な谷間を上昇して行く。翼が谷間の岩石にひっかかりそうな迫力である。山の中腹まで行くと氷河の台地がありそこに着陸した。次々と赤いセスナが数機氷河の台地に着陸した。

 皆がはじめて体験する雄大な氷河を思う存分楽しんだ。直接手で触ってみる者、寝転んで写真を撮る者様々である。

 この万年雪を蓄えたニーヴェ(Neve)も次々と降り積もる雪の重みで圧迫され、空気を押し出し凍結し、やがて谷底に向かって押し出されて行くと思うと感慨無量である。

押出される氷塊
押出される氷塊
 氷河の観察は19世紀末頃から行われているらしいが、当時の状況と比べると末端部分が数kmも後退しているらしい。因みにニーヴェの深さは最大300mにも達するという。やがては、飛行機では行けなくなる時がやってくるであろうと思った。

 午後は、次の目的地ワナカに向かった(ワナカ到着14時30分頃)。ワナカは、クイーンズタウンやティアナウの町とよく似た美しい湖のあるリゾートの町である。近くには、バズリング・ワールド(傾斜した家など)や、航空博物館がある。

 ワナカの町を出ると金鉱の町アロータウン(人口約2,000人)。そして、ワイカト川のバンジージャンプ場などを見学し、今晩の宿泊地クイーンズタウンに向かった。この地方はブドウの産地で美しくすじ状のブドウ棚がならんでいる。ブドウ棚の両端には必ずバラの花木が1本ずつ植えてある。病害虫の発生を予測する標識になるらしい。
美しい「ワナカ湖」(リゾートの街)
美しい「ワナカ湖」(リゾートの街)
  ナナカマドの実(ワナカの街にて)
ナナカマドの実(ワナカの街にて)
  クィーンンズタウンの街 ボブズヒルからの展望
クィーンンズタウンの街 ボブズヒルからの展望

 クイーンズタウン(人口約15,000人)は、ワカティブ湖に寄り添うように開けた町である。着後、ゴンドラで“ボブズヒル”に登った。美しいワカティブ湖を見下ろしながら夕食をとった。このボブズヒルにもバンジージャンプ場がある。ニュージーランド人は飛び降りることの好きな人達である。お金まで払って飛び降りさせてもらうのだから、首を傾げたくなる。

ワイカト川のバンジージャンプ 高さ43mから飛降
ワイカト川のバンジージャンプ 高さ43mから飛降
『バンジージャンプの起源』
バンジージャンプの起源はバヌアツのペンテコスト島にある。タマリーという男性が妻を虐待し、彼女を追いまわした。彼女は逃げ場を失い、バンヤンの木に登って隠れたが、男はさらに彼女を追いつめ木に登ってきた。彼女は窮余の一策、自分の足につる草を結びつけ飛び降りた。タマリーも後を追って飛び降りたのだが、男は足に何もつけていなかったので岩に激突して死んでしまった。
 その後、島の男性は足をつる草で結び約30mの高台から妻の小言を叫びながら飛び降りる―妻は台の下でそれを聞くという儀式があるらしい。
 今では、複数のゴムをより合わせ強化したものを使い飛び降りている。料金は80ドルぐらいらしいが、飛ぶ勇気のある人は女性の方が多いとか?(地球の歩き方C10より)
 


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