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インド・ハイライト8日間
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  3月26日(月)
風の宮殿
風の宮殿

 ジャイプールは、1728年に誕生した人口400万人の経済的にも政治的にも安定した都市といっていた。街には7つの城門があり、その城門を通っていくが、街全体がピンク色で、別称「ピンクシティ」とも呼ばれる華やかな街である。

 最初に、風の宮殿に行った。建物は、外観から見る美しさを楽しむだけで十分である。宮殿は、バザールの大通りに面して建っており、美しい飾り窓のついた小さい部屋を幾重にも積み上げたような建物である。建物の厚み(奥行き)は非常に浅く、壁のような感じである。昔は、宮廷の女性たちが住んでおり、ここから街の様子をを見物していたという。奥行きがないから、風通しがよく「風の宮殿」といわれている。
アルベール城へ
アルベール城へ

 次は、アルベール城に行った。

 アルベール城は、街から北へ11kmのところにある。山の上に建てられた巨大な城で、築城がはじまった16世紀にはここが藩王国の首都となっていた。

象に乗って山へ登って行く
象に乗って山へ登って行く
 登城には、麓から象に乗っていく。歩いて登ることも可能だろうが、巨大な象の背に揺られながら、ゆっくりゆっくり登っていくのがおもしろい。城には、謁見の間、勝利の間、親善の間などがある。宝石をちりばめたり、壁や天井一面に小さな鏡を張りつけ、灯りを点けてその美しさを楽しむような部屋など贅を極めた部屋(建物)もあった。

水の宮殿
水の宮殿
 インドでも、象は高価な動物である。象1頭を買うことはたいへんな財産を取得することを意味する。象は長寿で100歳ぐらいは生きるので、1頭買えば親子2〜3代は使うことができるという。

 帰り道、水の宮殿(湖水の中に建つ宮殿)を遠望して帰った。

天文台(ジャンタル・マンタル)
天文台(ジャンタル・マンタル)・・・インド最大の天文台
 午後は、天文台(ジャンタル・マンタル)と、宮殿(シティ・パレス)の見学に行った。  天文台を造ったジャイ・スィン2世は、少年期からたいへんな才覚の持ち主で、皇帝からサワーィの称号を賜ったといわれる。古典言語、宗教思想、伝統医学を学んだ。また、天文学と数学にも情熱を注いだ。古代ギリシャやイスラム幾何学、天文学の書物を取り寄せ、インド随一の天文学図書館を建設した。

 広場いっぱいに、巨大なスケールの日時計、星座儀、子午線儀などが造られている。その幾何学的建造物群は一見に値する。

宮殿(シティーパレス)へ
宮殿(シティーパレス)へ
 宮殿(シティ・パレス)は、時のマハーラージャ、サワーィ・ジャイ・スィン2世によって1726年に建てられてものである。7階建ての美しい建物は、今でもマハーラージャの住居であり、一部が博物館となっている。展示館には、銃砲や刀剣などの武具のほか、さまざまな展示物がある。特に目を引いたのは、アワーィ・マド・スィン1世の真紅の巨大なガウンである。その体格は260kg、元力士のkonisiki以上と思えばイメージがわくだろう。
謁見の間にある銀の壷
謁見の間にある銀の壷

 中庭の貴賓謁見の間の入り口には、高さが2mほどの巨大な銀の壷が置かれている。銀製品では世界でいちばん大きいものといわれている。この巨大な壷は、1902年エドワード7世の戴冠式に出席したマハーラージャが、沐浴用にガンジス川の水を入れて持って行ったものといわれている。

 見学予定のすべてを終え、帰りに、インドサラサの店に立ち寄った。商品を注文すると、翌朝この町を出発するまでに仕立て上げて届けてくれる。

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