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中国・四川省への旅

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10月27日

 朝、重慶市を後にして塩の町「自貢(じこう)」に向った。一般道を利用して、約3時間走り自貢の町に着いた。自貢の町は恐竜博物館で有名である。発掘現場をそのまま博物館にし保存してあり、1億5千年前の陸生、水生、両棲の恐竜の化石が見られる。

恐竜博物館(自貢)前庭のモニュメント
恐竜博物館(自貢)前庭のモニュメント
発掘されたままの恐竜化石
発掘されたままの恐竜化石
恐竜の化石を組み立て展示
恐竜の化石を組み立て展示
恐竜の頭の部分
恐竜の頭の部分
小型恐竜が完全に化石となっている
小型恐竜が完全に化石となっている
中国農村風景
中国農村風景
(自貢付近)
 自貢の町は製塩工場でも有名である。時間がなく見学できなかったが紀元前250年ころから続いているもので、塩水の井戸水を汲みあげ精製する。市内に1万3千もの塩水汲みあげの井戸がある。

 午後は、楽山に向けて出発した。一般道2時間30分ばかり走り続けた。車窓から重慶地方の農村風景を十分堪能することができた。この地方の水稲は2毛作で1期目は8月頃、2期目は刈取った株から芽が伸びて稔り11月頃に収穫する。この地方(山間部は湿田が多くあひる農法をとり入れている。どの農家でもたくさんのアヒルを飼っているようだ。このアヒルを水田に放飼し雑草を食べさせる。アヒル飼育と水田の草取りと正に一石二鳥である。農夫が、天びんで大きな籠を担ぎアヒルを農場に運んでいる姿も見られた。

 中国の農民は実に勤勉でよく働く、山の中腹まである棚田をきれいに手入れしている。雑草や雑木は貴重な燃料や、家畜の飼料である。畑で大人から子供まで長い柄の鍬をもって作業をしている風景を見かけた。日本の50年ぐらい前の農業を見ているような感じである。

 楽山大仏は、凌雲山の西の断崖に彫られているもので、高さ71m、肩幅24m世界一の大座佛である。足の甲に100人の人が立つことができるというから大きさの程が想像できる。

楽山大佛の威容
楽山大佛の威容
高さ71m 肩幅24m
大佛脇の寺院
大佛脇の寺院
大佛脇の仁王像
大佛脇の仁王像
 唐代の僧、海通が川を行く船の安全を願って彫り始めたもので、子から孫へと約90年の歳月を費し803年に完成させたといわれる。全貌を眺めるには船で川面に出て眺めるしかない。

 今晩の宿泊地、峨眉山賓館に着いたのは日はとっくに暮れた後だった。


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