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中国・四川省への旅
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 中国・四川省の重慶〜峨眉山方面への旅行を思い立った。

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10月26日

楽山大佛前を流れる大河
楽山大佛前を流れる大河
 10月26日出雲空港からチャーター便で出発、途中天津空港で入国手続きをとり、重慶空港に飛んだ。

 重慶市は、四川省南東部、長江と嘉陵江の合流地点に位置する。市の中心地がこの二つの河川に挟まれた丘陵地上にあるので実に起伏の多い町である。石段と坂道が多いので、自転車での交通が大変だ。別称“山城”ともいわれる所以である。

 「重慶」の名称は、南宋の時代(1190年)宮中で二重の喜び(双重喜慶)があったことから重慶と改名された。

 日中戦争の1937〜1945年には、蒋介石の国民党政府臨時首都(中華民国の陪都)が置かれ軍需工場等で大きく発展した。1997年には中国4番目の直轄市になっている。漢族が全体の92%、残り8%が少数民族である。

屋台のラーメン屋さんで立ち食いのお嬢さんたち
屋台のラーメン屋さんで立ち食いのお嬢さんたち
 気候は、温暖といわれるが夏は40度以上になる。湿度が80〜90%というからサウナの街(火の街)ともいわれる。また、年中霧が発生し、午前11時位までは“どんより”とした天候である。人々は強い直射日光を受けることが少ないので、若い女性たちは色白で、中国一美人の多いところである。

 市民の生活は、質素倹約を旨としている。エアコンも気温が40度以上にならないと使わない。みんな扇風機でがまんをしている。別にエアコンが高価でということではないが(ミッションは手に入れ易い)電気代が高いから使わないのである。

 そして、ビルでもエレベーターは8階以上でないと設置しない。山の斜面に建っているビルでは、8階以上でも、山手側から出入りするのでエレベーターがないことが多い。

 町の中心を流れる長江は、チベット高原のタングラ山脈に源を発し、山間を侵食し平原を貫き流域を潤しながら大海に至る。全長6,300キロの大河である。超水期(7〜8月)と渇水期では水位差が10mにも達する。水の色は超水期は茶色で、11月以降の渇水期になると次第に澄んで青く変ってくる。

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