７月２５日（日）

偽皇宮・清朝のラストエンペラー溥儀の宮殿

　今日は、先日ほとんど素通りの格好で終わっていた、長春市内の主要部分を改めて見学することになった。

　最初、ラストエンペラー溥儀の王宮「偽皇宮陳列館」を訪れた。皇帝や皇后の生活ぶりを詳しく説明していただいた。中でも、溥儀の監視役であった関東軍最高参謀・吉岡安直が皇帝と対峙して交渉をしている場面の蝋人形、また従皇帝到公民展覧（写真展示館）は、当時の状況を写真などで一般に公開しており、当時の歴史の怖さを感じさせられた。

　次に、「長春電影宮」を見学した。この施設の前身は、1939年成立の「満州映画株式会社」で、解散後これを基礎に「」が成立したとのことである（内容は省略）。

吉林省南湖賓館にて

　午後は、南湖公園の「吉林省南湖賓館」で開催された、島根県と吉林省の友好提携５周年を記念する「文芸演出」を見学した。

歓迎会で演出した海潮中学生による神楽

可愛い中国の子供たちの演技

　島根県からは、郷土芸能として海潮中学校生の神楽と、和裁技能師会の方々による着物ショー。また、吉林省からは小中学生の歌と踊りが披露された。特に、中国の小学生たちのあどけない、明るく楽しそうな演技には大きな拍手が湧き起こった。

長春市の雑誌売り場

　さて、ここでこの「南湖公園」を少し説明しておく。長春駅前の人民大街を南へ４km下ったところにある。森と湖が美しい公園内で、自然林（植物園）が生い茂り、四季折々の変化が楽しめる。湖ではボート遊びや釣り客などもたくさん訪れており長春市民の憩いの場である。冬はスケート場にもなる。

街の車上で売る果物屋さん		腹が減っては仕事にならん
長春市は道路は立派である	長春の露天市場	工事現場では馬も主役・・・ 馬力があるから