7月24日(土)
この松花江も、冬は河面が凍結する。厚さ2mに及ぶ氷が張り詰めるので、川を歩いて渡ることができる。「兆麟公園」では毎年氷祭りが盛大に開催される。ハルピンの風物詩として有名で、世界各地から観光客が訪れるという。(兆麟公園=民族の英雄「李兆麟」を祀ってある公園) また、兆麟公園の近くには「兆麟小学校」の標札の掲げられた立派な学校があった。昔、この地区は日本人街だったとのことで、同行された方の中にはこの小学校で学んだという方もおられ、50数年ぶりに母校を訪問で、往時を思い出し懐かしがっておられた。門柱のもう一方には「・兆麟小学校 」の標札も掲げてあった。欧風の立派な校舎であった。 当時、ハルピンは特に人種差別が激しく、日本人街とロシア人街とは住み分けられていたようである。 午後は、再び列車に乗って長春へ帰った。長春の駅に着いたのは夕方6時を過ぎていた。 夜は、駅前の「春誼賓館」で一行が会食をした。この「春誼賓館」は、昔「大和ホテル」の名で日本の方が経営していた。今では「春誼賓館跡」を記した石碑が立っている。実に落ち着いた雰囲気のホテルで、料理(中国料理)もすばらしかった。
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