メール送受信の認証について
メール送受信の認証について(平成15年12月24日)
この度、弊社では、フレッツISDNの通信環境改善のため、バックボーンの更改を平成16年1月15日に行うことと致しました。
これに伴い、フレッツADSL,Bフレッツ接続サービスをご利用の皆様と同様にフレッツISDNをご利用のお客様も全てのメール送信の際に、認証が必要となる「POP before SMTP方式」を導入させて頂きます。
つきましては、ご利用のメールソフトによっては、設定を行っていただく必要がございます。個別のメールソフトの設定方法に関しましては、下記に代表的なソフトの設定例を掲載させて頂きますので、ご参照よろしくお願いいたします。
なお、ダイヤルアップ接続サービスをご利用の皆様には、現在の設定で特に問題はございません。
また、メール受信サーバの認証も暗号化できるAPOP」を導入することといたしましたので、合わせてご利用いただければと存じます。
(メールソフト側のAPOP設定につきましては、APOPの利用可能なメールソフトのマニュアルをご参照ください。)
「POP before SMTP方式」とは、
メールを送信する前にメール受信の動作(POP3の認証)を行って頂く方式です。メール送信前に、メール受信を行っていただく事により、メール受信動作後、15分間はメールの送信が行えるようになります。メールソフトによっては、設定により自動で行うことができます。
POP before SMTP FAQ
- Q1 POP before SMTPってなんですか?
- 一般にメールの受信にはPOPサーバ、送信にはSMTPサーバを利用します。
POPサーバを利用する時は、個人宛のメールを読み出すためアカウントとパスワードによる認証が必要ですが、SMTPサーバは基本的にメールの中継を行うものなので、認証するという考え方がありません。そこで、SMTPサーバを利用する前にPOPサーバで認証を行い、正規ユーザかどうか確認しよう、というのがPOP before SMTPです。
- Q2 なぜこんなシステムを導入するのですか?
- 認証しないということは誰にでも使えてしまうということで、悪意のある人にSPAMメール(迷惑メール)の送信に使われてしまう可能性があり、会員様のメールの遅延やメールサーバの停止などが起こる可能性があります。これを防ぐためです。
- Q3 POP before SMTP導入と会員種別には関係がありますか?
- 今回の導入でフレッツISDN、フレッツASDL及びBフレッツ会員様は、必ずPOP before SMTPをご利用いただくようお願い致します。
ダイヤルアップ会員様は、現在の設定のままでもご利用になれます。
- Q4 職場(学校)などでは、別のプロバイダーを使用していますが、その時はどうすればよろしいですか?
- 2つの方法があります。
- POP before SMTPをご利用下さい。
- メールソフトの送信(SMTP)サーバ名を職場(学校)などで利用されているプロバイダーのもので設定下さい。
- Q5 今までと何が変わるんですか?
- メールを送信する前に必ず受信操作が必要になります。また、受信操作後接続を切断してしまった場合は、再度接続して受信操作を行うことが必要になります。
- Q6 なぜメール受信操作が必要なのですか?
- メール受信操作を行ったとき、メールソフトからPOPサーバにアカウント、パスワードが送られます。POPサーバでは送られた情報をもとに認証を行い、正規ユーザであった場合はIPアドレスを記録します。メール送信時には、送信元のIPアドレスとサーバに記録されたIPアドレスを比較し、一致した場合のみ送信を許可します。このため、受信操作が必要になります。
- Q7 メールが届いてないときでも送信できますか?
- メール受信操作さえして頂ければ、メールが届いていなくても問題ありません。
- Q8 1回受信操作すれば、いつでも送信できるのですか?
- 次のような場合は、再度受信操作が必要になります。
- 受信操作してから15分以上経過した場合。
- 受信操作後、接続を切断してしまった場合。
- Q9 私のメールソフトではどうすればいいんですか?
- 代表的なメールソフトの設定変更方法、送信方法等は以下をご覧ください。
POP before SMTP方式の設定
設定の変更が必要なメールソフト
Windows
上記メールソフト以外のものをご利用の場合は、メール送信前に、メール受信(POP3の認証)を行っていただく事により、メール受信後、15分間はメールの送信が行えるようになります。手順は以下の通りです。
- 送信するメールを作成します。
- 作成が終わったら、メールの受信を行います。 (受信したメールが無くてもかまいません)
- その後、15分間でメールの送信を行います。
※メールの送信に失敗した場合、作成されたメールは残りますので、新たに作り直す必要はありません。もう一度送信してください。
< 例 >
Netscape・・・作成を行っている状態のまま残ります。
Internet Mail・・・「送信トレイ」フォルダにあります。
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