島根県教育委員会文化課では二区流水文の文様や、大きさなどから桜ヶ丘の3号鐸、上尾敷銅鐸と酷似している点を重視、いずれも二区の間の鋸歯(きょし)文が鋭いノコギリ状ではなく、波形なのが特徴で、他の文様配列や大きさもほぼ一致している。
先日岩倉遺跡で発見された銅鐸のうち1個が奈良県上牧町で出土した銅鐸と同じ鋳型で造った「兄弟銅鐸」とされている点から、今回の銅鐸などが「三兄弟鐸」かどうかについて調査される。
銅鐸は、松江市の島根県埋蔵文化センターに移管して保管され、他の銅鐸と同様、難波洋三京都国立博物館考古室長に調査を依頼することになっている。