5月17日(土)
松江城内にある城山稲荷神社の稲荷神を、人々が隣町東出雲町の阿太加夜神社へと船でお運びする。
豊かで幸多き年であるようにとの人々の願いを込めて、華やかな船行列が大橋川を下って行く。
9日間にわたるホーランエンヤの最も華やかな行事が、この渡御祭である。
大橋川は100隻もの船で埋めつくされ、川岸も黒山の人だかり。
ホーランエンヤの掛け声が5月の空に響きわたり、花形の櫂伝馬船の上でくりひろげられる錦絵は、人々を350年の昔へ引きもどす。