(中心から見た風景:QTVR)
中核施設
☆新産業技術センター(中核的産業支援機関)
研究開発・技術支援・起業育成など多伎にわたって産業の支援を行う機関です
機能
研究開発機能…先端的・独創的研究開発、実用的・応用的開発
研究支援機能…技術指導・相談、技術情報提供、分析・評価支援、共同研究支援
企業育成機能…人材育成、情報化支援、起業家化支援、産学官交流
入居機関
県立産業技術センター(仮称:県立工業技術センター改組、拡充)
(財)しまね技術振興協会
島根県中小企業情報センター
発明協会島根県支部
☆しまね情報フロンティア21Cプラザ(中核的高度情報化施設)
基本的機能…開発支援・情報提供・情報交流。普及開発
施設内容
・建築面積(延)約18,000u
・開放試験室(電波暗室、音響室、クリーンルームなど)、産学官共同研究室、技術相談室、図書閲覧室、研修室、コンピュータ室、インキュベートルーム、交流サロンなどを整備
島根県の防災行政無線網・衛星通信網など各種通信サービスを組み合わせた高度情報通信網「しまねフロンティアネットワーク」を集中管理する施設です。
中心となる機能は「通信交流」。県庁各部署から発信され公共情報や防災情報、県立図書館情報などを提供します。また、マルチメディア
に対応した映像や音声が出るパソコン通信多電子メール・インターネットなどの拠点を整備します。これらは県内13カ所のアクセスポイントから均一な料金で県民に情報提供ができるほか、家庭からのファクシミリやパソコンを通じても利用が可能です。
このほか21Cプラザでは、テレビ会議やマルチメディア・VRショールーム、情報通信教育などを行う人的交流誌説、さらにシステムやソフト開発用の設備を備えた開発支援施設を設け、県民の情報交流の場としての役割を担います。
そしてこの情報システムでは、県立図書館及び情報交流サブ拠点と相互にネットワークを結び、“分散連携型の拠点”を目指します。
☆大学隣接
国立島根大学に隣接し、21世紀の頭脳を地元で活かします。
◆地域共同研究センター
ソフトビジネスパークのほぼ南側に隣接する島根大学に平成11年度から新設された総合理工学部・生物資源科学部など設備と人材を兼ね備えた機関と連携し、専門分野の共同研究を行うことを目的とします。
◆総合理工学部(400名)
物質科学科
地球資源環境学科
数理・情報システム学科
電子制御システム工学科(平成9年4月から学生受け入れ)
材料プロセス工学科
◆生物資源科学部(210名)
生物科学科
生態環境科学科
生命工学科
農業生産学科
地域開発科学科
◆法文学部(350名)
◆教育学部(240名)
連携
中核施設を中心に、ソフトビジネスパークは県内のあらゆる施設と連携して研究開発・産業支援を行います。具体的には、各拠点工業団地や高等教育機関、公設試験研究機関等と密接なネットワークを図り、特に県西部の産業を振興するため、「西部産業支援センター」を中核施設として浜田市に整備するテクノパークやポリテクカレッジ、平成12年度開学予定の県立大学などとの連携を図ります。
<機能イメージ図>
環境
「ソフトビジネスパーク」もう一つのコンセプトは“自然と調和する公園のなかの研究開発ゾーン”
従来の工業団地のように単に企業分譲用地のみを造成するのではなく自然の地形を最大限に活かし、区画全体を島根らしいテーマ性を持った公園として整備します。
◎風・光・音など自然現象や科学の原理を体験できる
「科学技術や地球環境保全をテーマとしたパーク」
科学の原理や自然現象などをテーマとした遊具や仕掛けに触れることで、しまねの未来を担う子供達が、学校の授業とは違った科学のおもしろさに気づき、探求心や想像力を育むきっかけとなる場所をつくります。
また同時に、温暖化や熱帯林の消失など、現代の重要なテーマである地球環境の保全についても興味と関心を抱かせるパークとします。
◎石・鋼・瓦・木など
「しまねのものづくりの歴史を伝えるパーク」
玉造り、たたら製鉄や石見の銀の精錬法、また、現代に引き継がれる石の加工やセラミック技術など、神話の時代から連綿と続く匠の国の歴史をふまえ、ものづくりの「心」を子供達に伝える技術伝承のパークです。
◎見る・聞く・触れる・におう・味わうなど身近な自然を五感で再発見する「しまねの自然とふれあうパーク」
宍道湖や中海、肥沃な簸川平野や中国山地、古代より豊かな自然環境と共生しながら歩んできた島根。
鳥の声や水の音、空の色や木々のざわめきなど、ともすれば普段見過ごされがちな身近な自然を発見する契機を与える、様々な仕掛けを設けたパークをつくります。
これらを子どもからお年寄りまで県民が散策しながら親しめるエリアを提供します。
◆自然の地形を活かした造成
@可能な限り造成法面によらず自然の等高線を活かして自然林を残します。これができない場合で、植林をし、将来的には自然林と調和する造成とします。また、植裁に当たっては、広葉樹や実のなる樹木を積極的に使用します。
A要所要所に地形を活かした丘を残し、修景上のポイントとし、パークの展望スペースとしても活用します。
◆景観や眺望に配慮
市街地からの景観に配慮するとともに、丘からの眺望を確保します。
@幹線道路やアプローチ等は直線的ではなく、やわらかな曲線を用い、幹線道路には植栽帯を設置します。
A企業分譲地の周囲に自然林や造成森林を配置します。
B電線類は、地中化します。
C各宅盤の高さについては、自然の地形を活かしながら、基本的に北から南へ徐々に低くし、松江市街地や宍道湖への眺望を確保します。
D南北に走る幹線道路から、パーク東側の山林や池への眺望に配慮します。
◆環境共生型のパークづくり
自然と調和し、景観に配慮したパークの整備に合わせ、パークに立地する企業が環境や景観に配慮した施設の整備や企業活動などを行うことにより、パーク全体を21世紀の環境共生型社会のモデルとします。
@中核施設となる「新産業技術センター」と「しまね情報フロンティア21Cプラザ」は、省エネルギーや環境対策に配慮した建物とします。
Aパークに立地する企業との間に、企業分譲地内の緑化率や建物の色彩や高さの制限、廃棄物の処理方法などに関する協定を結びます。
Bパーク内で出されるゴミ等の廃棄物をパーク内でリサイクルしたり、処理できるシステムを検討します。
◆県民に親しまれる公園として整備
@中核施設周辺に自然の地形を活かした中央公園を整備する外、パークの要所要所に小公園やポケットパークを配置し、周囲 の森林や池と調和したレイアウトとします。
Aしまねの未来を担う子供たちが科学や自然と親しめるゾーンを設置します。(子供科学体験ゾーン、島根の樹木、バードウォッチングスポット等)
B周辺の残置森林や分譲用地の境界等に散策路や緑道を整備します。
C島根の歴史や産業にちなんだ公園づくりを行います。(瓦、鋼、石積)
D県内企業や研究者等の業績を顕彰できる工夫をします。