ソフトビジネスパークの計画地は、松江市街地の北部で、島根大学北側の丘陵地に位置します。現況はアカマツやコナラが群生する緑深い山林で、谷あいに池が点在する変化に富んだ地形となっています。
県内産業の技術の高度化と飛躍的展開を推進する拠点として、また情報発信の拠点として島根の未来を志向する、いわば「未来の丘」となるものです。
−ソフトビジネスパークの周辺環境−
西側約0kmの位置には「松江工業高等専門学校」。そして南側すぐには「国立島根大学」。さらにに南側には“近代・現代”のエリアが広がります。島根県庁周辺には松江市役所、日本銀行など主要な官公庁が並び、くにびき大橋のたもとには、展示・コンベンション機能を有する産業交流会館「くにびきメッセ」が、橋の南側には「JR松江駅」とまさに産・官・学の主要機関が立ち並ぶエリアといえます。
ここからさらに南に向かうと“古代の丘”が広がります。この丘は、「意宇の里」とも呼ばれ、数々の古墳群や由緒ある神社が点在し、古代の出雲を体現する「古代の丘」であるといえるのです。古墳時代の住居跡を復元する「八雲立つ風土記の丘」、日本最古と言われる稲田姫を描いた「八重垣神社」などがあり、南北に古代と未来が向かい合うのです。
−まちづくりの視点から−
計画地は、松江市街地をはさみ、市街地南郊の「風土記の丘」と向かい合っています。
「古代の丘」から「くにびき道路」で「近代・現代のまち」を北へ向かい、「くにびきメッセ」、「島根大学」を経て、※「くえぴこ道路」によリ21世紀のあたらしいまち「未来の丘」へと至ります。
将来的には、地域高規格道路の南北に走る第5大橋ルートと境港から出雲まで中海・宍道湖圏を結ぶ東西線が「未来の丘」周辺で交差することとなります。
※「くえびこ道路」とは、国道431号からソフトビジネスパークへの進入道路及びパーク内の幹線道路をさします。
「くえびこ」は、出雲神話の情報の神。