吉田拓郎&かぐや姫 Concert in つま恋 2006
コンサートレポート
by すだりん


第2部


 
 このサイトでは、かぐや姫だけのステージを紹介します。
会場ではステージはほとんどみえませんでしたが、大型モニターと後でテレビで観たものも参考に、気になった作品を中心に全くの私見で感想と解説を書き込みますので、ご了承ください。間違いがある場合はここに送信してください。

第2部

 3人だけで登場。ギター2本、ウッドベースのシンプルな音で数々の名曲を聴かせてくれた。

 1.僕の胸でおやすみ(S48年)
 1999年のこうせつさんのサマーピクニック・ドリーミンでかぐや姫が復活。その場で、生かぐや姫を生まれて初めて見た時の忘れられない作品。この曲を聴くたびに、3人の存在をかみ締めている。

 2.赤ちょうちん(S49年)
 正やんがギターを膝に置くと、この曲。このスタイルを待ち望むファンは多いようだ。

 3.おはようおやすみ日曜日(S53年)
 パンダさん作曲。正やんの詞も最高。良い作品。大好きだ。

 4.そんな人ちがい(S48年)
 こうせつさんがハーモニカを構えた。ギターはギルド。フォークの原型を訴えている。
 この日は、こうせつさんが口笛で花火の打ち上げをモノマネ。九州のふるさとLIVEでも大うけだった。

 5.今はちがう季節(S47年)
 正やんがアルバム「おん・すてーじ」で初めてリードボーカルをとった。ライブではやったことがないという貴重な演奏。正やんは長い間演奏していなかったため、間奏はアルフィーの坂崎幸之助さんにこの日、教えてもらったと報告。会場の笑いを誘っていた。やっぱ、坂崎さんはすごい!

 6.きっぷ(S47年)
 「九州ふるさとLIVE」以来、続いている。これもLIVEでは貴重。パンダさんがかぐや姫に入って初めて作詞、作曲した作品という。この曲は個人的に大好き。ぜひやってほしかったので、感激した。
 しかし、これ以前にも処女作があってCコードから始まり、「待つ宵草 ぽっかり あの人が恋しい・・・」という詞らしい。さわりだけ初公開!
 
 
 7.じんじろ橋(S47年)
 ファーストアルバム「はじめまして」に収録されている。かぐや姫もライブでやったことがないという珍しい曲を披露してくれた。つま恋だからだろう。もちろん僕も初めて聴いたが、とても新鮮。30年以上も前につくられたとは思えない新曲としても通用すると思う

 ★ このとき、正やんのギターに目がいって気になった。あのギターはどこのメーカーなんだろう。

 8.遠い街(S48年)
 これもライブ初演奏らしい。正やんも記憶がないとか。本当に感激の連続。うれしかった。

 9.眼をとじて(S49年)
 僕はやっぱりアルバム「かぐや姫LIVE」バージョンが一番好きだな。後で思ったけど、このステージでは「君がよければ」がなかったと。残念・・・。

 10.うちのお父さん(S49年)
 拓郎ファンもほぼ全員が総立ち。一緒になって叫んでた。

 11.ひとりきり(S47年)
 キーボードのサポートで佐藤準さんが紹介される。こうせつさんのソロになってからは知っているけど、かぐや姫もサポートされていたっけ? でも、うれしかった。佐藤さんのキーボード、プラスかぐや姫も最高。こうせつさんがしっとりと歌い上げてくれた。

 12.22才の別れ(S49年)
 こうせつさんが「かぐや姫とは切っても切れない」という石川鷹彦さんを招き入れた。
 石川さんは敬礼をして「石川、31年ぶりに帰ってまいりました」(だったっけ?)。会場は爆笑!
 石川さんのカスタムギターで、正やんとからむのはなんともいえない。師匠の前で正やんは緊張気味だったけど、やっぱ違うわ。いやぁ、生で聴けるとは幸せ!
石川さんがサポートしているさだまさしさんのスケジュールも、この日は公演kがなかったから、石川さんは間違いないと期待していたけど、もっと前のほうからサポートをしてくれるのかと思っていた。贅沢を言ったら罰が当たるかもしれないけど、それだけが残念でした。

 13.雪が降る日に(S47年)
 14.あの人の手紙(S47年)
 これも石川サウンドが光った。このときの石川さんのギターはマーチン? 正やんとのからみは見事なもの。石川さんのオーラも加わって、かぐや姫が竹から一層輝いて浮かび上がったようだった。

 15.おもかげ色の空(S47)
 かぐや姫のエンディング。石川さんがマンドリンに代えて、会場の全員で合唱。最後には欠かせない曲だけに、最高に盛り上がった。このまま、続けてほしいでいっぱい。


 ★ この後、拓郎さんの第3部。そして、アンコールはまずかぐや姫。

 16.神田川(S48年)
 3人が、石川さんをバックに演奏。2部でもなかったから、周りの皆もアンコールは想定していた。国民的に知らない人はいない曲だし、拓郎ファンもしみじみと口ずさんでいた。
 テレビ中継と電車の最終便を気にしてか、「神田川」の後はさっさと拓郎さんの曲に移った。ちょっとあわただしくて・・・。
 でも、僕なりにあのころの青春を確かめて、あしたにつながる何かを見つけることができた。あの空間に身を置けたことはお金には換え難いことだったじわじわと感じてきた。知らない人がほとんどだったけど、無理して参加して同じ時を過ごせてよかった。
 サンキュー、かぐや姫、サンキュー、拓郎さん!
 つたないコンレポにお付き合いいただきありがとうございました。