平成13年度アドバイザー研修会
平成13年11月10日(土)〜11日(日) 松江市大橋川・中国電力艇庫

 島根県ボート協会主催のアドバイザー研修会が11月10日と11日の両日、(社)日本ボート協会より阿部肇コーチを講師に招いて開催されました。会場となった中国電力艇庫には島根県の各団体から選手・指導者・関係者がおよそ百人集まり、熱心に阿部講師の話を聞いていました。
 また、11日にはこのシーズンオフ期間に取り組んでいる8kmタイムトライアルが行われ、阿部講師も漕手として加わり、計38クルーが挑みました。

日付内容
11/109:00〜
 講義1 (テーマ:キャッチ〜ドライブについて)
 実技1(乗艇指導)
13:00〜
 講評1
 講義2(テーマ:ドライブ〜フィニッシュについて)
 実技2(乗艇指導)
 講評2
19:00〜
 コーチミーティング
11/118:30〜
 講義3(テーマ:強く漕ぐ〜1ストロークでどれだけ艇を前へ進めるか)
 実技3(8kmタイムトライアル)
13:00〜 
 講評3
 フリートーキング



8kmタイムトライアル記録
島根県ボート協会
平成13年11月11日(日)10時30分〜 天候:快晴 風:微風 水面:良好
艇種クルー名0〜4km4〜8km合計時間種目
順位
総合
順位
M2× 阿部・大田   16:0616:4132:471 1
M2× 矢地・高野   16:1017:0433:142 2
M2× 松本・上野   16:2517:2233:473 3
M2× 島根大学(谷&板)17:0817:4534:534 4
M4+ 松江高専    17:2918:0035:291 5
M2× 松江北高    17:2918:3136:005 6
M2× 松江高専A   17:5218:1336:056 7
M4×+松江高専A   18:1318:0736:201 8
W4×+松江北高    18:0718:1436:211 9
M2× 松江高専B   18:0018:3136:317 10
M2× 松江高専C   17:5218:4336:358 11
M4×+松江高専B   18:1318:2636:392 12
M4×+松江東高    18:1018:3436:443 13
W4×+米子南高    18:1218:4336:552 14
M2× 島根大学(上&宮)18:1518:4637:019 15
M1× 沖田(江津RC) 18:3719:1937:561 16
M2× 江津工高A   18:4119:2538:061017
M2× 江津工高B   19:2618:5938:251118
M4×+松江北高    18:5519:3038:254 19
M1× 松尾(松江RC)19:2920:1239:412 20
M1× 岡本(島根大学)19:4220:1840:003 21
M1× 浜岡(江津工高)19:5220:3140:234 22
M1× 佐藤(島根大学)20:0420:3140:355 23
W1× 中西(中国電力)20:0721:1041:171 24
M1× 永瀬(松江東高)19:2022:2141:416 25
W2× 島根大学(水&盆)20:0021:5141:511 26
M1× 藤田(江津工高)20:3321:2341:567 27
M1× 伊藤(江津工高)20:4021:4742:278 28
M1× 山岡(松江東高)20:3921:5642:359 29
W2× 松江北高A   21:0021:4042:402 30
W2× 松江東高A   20:4722:0042:473 31
W1× 久森(江津工高)20:4622:0242:482 32
W2× 島根大学(松&望)20:3622:1242:484 32
W1× 大野(松江北高)21:1321:3842:513 34
W1× 宮広(松江北高)21:2221:5243:144 35
W1× 西川(松江北高)21:3222:5544:275 36
W2× 松江北高B   23:0925:5349:025 37
W2× 松江東高B   22:4227:4350:256 38
記録員:松井、坂本



平成13年度アドバイザー研修会に参加して
松江ローイングクラブ 松井佳弓

 県ボート協会が毎年1回、県外から日本ボート界における”有名な人”をアドバイザーとしてを招き、開催されているアドバイザー研修会。今年は全日本ボート協会より阿部肇氏を招いて開催された。

 本研修会では、招聘コーチが選手を指導(アドバイス)するという方法をとっているが、私個人としては、招聘コーチが選手にどのように指導するのかを見学(見て学ぶこと)するいい機会だと考えている。言葉の使い方(表現)、身振り手振り、相手との接し方など。常々私が思っていることは、「優秀なコーチはきちんとした漕ぎのイメージを持っており、それを選手に伝える手法を持っている。」ということ。今回の研修会においても阿部コーチの持っているローイングイメージとともに、それを選手に伝える方法についても拝見させていただき、今後の私の活動において少なからず影響があるものと感じている。
 特に今回私が新たに学んだことは、「Good!」の使い方。私は今まで「Good=Perfect」と考えており、完璧(私にとって修正するところがない状態)になるまではこの言葉を使っていなかった。が、今回の阿部コーチは、見た目では不細工な漕ぎをしているクルーでも、指摘事項に改善の様子が見られたら即座に「Good!」と言われていた。だから、指導には「Good!」という言葉が多くなる。そのほうが選手としても良くなったことが明解にわかるし、なにより楽しいローイングになるのであろう。

 選手から阿部コーチへの質問は案外基本的なことが多く、「キャッチの正しい姿勢は?」「バランスが悪いんだけど...」「食事についての考え方は?」等々。それはボート競技に取り組む中で多くのクルーが抱いている課題であるが、それに対して普段、監督やコーチがきちんと対応しきれていないことを示していると思われる。イメージや情報の不足なのか、伝えかたが不十分なのか。おそらく100%正しい答えなど存在しない質問であろうが、阿部コーチは親切丁寧にわかりやすく選手に自分の持つイメージや考えを伝えてくださった。コーチが質問に対して即座に自分の考え(イメージ、意見)を頭の中でまとめ、それをきっぱり(はっきりわかりやすく)相手(選手)に伝えることが選手とコーチの信頼関係を高めていくと感じた。

 研修会全体としては、自分たちのローイングに対する話に集中してしまった。私としては、そのほかに「一流選手はどのような練習をしているの?」「どんな風にすると一流選手になれるの?」「オリンピックや世界選手権の感想は?」というナショナルコーチならではの内容をもっと聞きたかった。これはまた次回への課題としたい。

 最後に、阿部先生、お世話していただいた県ボート協会の方々、ありがとうございました。