'99大阪レガッタ参戦記
中国電力ボート部 長老 矢地洋二
去る10月3日,大阪レガッタにエントリーし,シングルスカルで大田,矢地,ダブルスカルで息子の謙太郎と組んで初レースに臨みました。
浜寺RCは私の古巣もであり、ボートの楽しさを教えてもらった先輩諸氏がたくさんいることもあって、遠い島根から2度目の参戦となりました。特に大阪レガッタには楽しかった思い出がたくさんあり、今回の遠征も楽しみにしていました。でも浜寺は大阪国体の時に摩天楼のような艇庫が建ち、当時と雰囲気が変わってしまった感があります。7年も経てば知らない選手でいっぱいだし、あまりバカ騒ぎもしないようです。なにより前は旧艇庫2階で缶ビールとかを売っとったのになあ・・・。レース直後に船台で飲んだあの一口、最高やったなあ。(と,しばしオヤジモードで空に向かって感慨にふける)
さて,出漕を決めたのがレースの10日前。どげすーだ(ここからは島根弁&大阪弁になります)、謙太郎とダブルの練習せにゃいけん。練習1回目は風が強くラフコンでサッパリ。「できーん」「漕がれへん」の連発で頭にくる。2回目、静水無風。謙太郎をSにして挑戦。ええがな、スタート練習もやっといちゃろか。お、なかなかやんか。ええど、ええど。ごほうびにマジックというカードを買っちゃるはめになってしもうた。500円とはいえ金でツルのは良くないと反省。3・4回目、8kmずつくらい漕いだかな。乗艇前にROWPERFECTで合せたのは効果的だった。いつも終ってボートを洗いながら「謙太郎、世の中でエンパッハのダブル漕いどる小学生なんか他におれへんど」とマインドコントロール。シンドイ練習は一切しなかったが、「ケツが痛い」とすぐに言う軟弱さはどうしたもんかいな。そういえば折り紙とか花いじりが好きだったのう、謙ちゃん。
レースは桜宮高校との2ハイレースとなった。プログラムを見ると相手は15才の一年生か?。謙太郎は相手を見て「とうちゃん、なんか強そうやな」と弱気になっているようだ。うん、うん、子供らしい素直でけなげな気持ち,そのまま健やかに育ってくれよ、と願いつつ、「向こうもそう思うとるわ」と安心させる。しかし、レース前に船がいっぱい通って帰し波の中をスタート。途中ハラキリもあったが、なかなかの水圧を感じさせる漕ぎで水を開けてゴール。そこそこおもしろいレースだった。桜宮高校よ、君等は15才でまだ青い。なぜならクルーの平均年齢で10才も若いのだから・・・。
18クルー出漕したシングルでは、大ちゃんに0.3秒差で逆転負けを喫し、9回目の優勝を逃してしまった(3分35秒でなぜかダブルよりも3秒速かった)。後輩がなかなかの根性を見せたと喜ぶべきか、それとも早く引退しろという天の声に耳を傾けるべきなのか?。 ともあれ,今回も楽しませてもらってありがとうございました。特に、家族と大ちゃんの大勢で押しかけ、石焼きビビンバをごちそうになった高松家のみなさん、本当にお世話になりました。浜寺RCのみなさんも冬季強化合宿や、カニツアーなどでぜひ松江にいらしてください。楽しみに待っております。
大阪レガッタ弥次喜多参戦記
鹿島町立東小学校 6年 矢地謙太郎
「だいじょうぶかな?」と思いながらレースのメンバー表を見ながらつぶやきました。ぼくは練習を4回しかしなかったので、試合で船が沈みそうだな。沈んだらどうなるんだろう?。と思っていました。でも試合になるときんちょうがほぐれて少し楽になり、「よーい,ロー!」の声と共にいっせいにスタートできました。スタートで力をめいっぱい出してこぎました。最初は疲れませんでしたが、半分くらいになったらすごく疲れてきてスピードが少し落ちて相手の桜宮高校が追い上げてきました。だから「ここでがんばんなきゃ」と思い、めいっぱい力を出して漕いで差をつけてゴールしました。終ったら指がつって動きませんでした。でもがんばったかいがあり、表彰式で1位と書かれた賞状をもらいました。その日は一日がとても激しかったです。ぼくは将来、りっぱなおすもうさんになって、お金をためてゲームを買いたいです。
※ダブルのクルー名を「中国電力 弥次喜多」としました。何年か前に、自作そりワールドカップに4+で出たときに「team やじ来た」でエントリーしたことがあったんですわ。
大阪レガッタメモリーズ
矢地奈保子
私たち矢地家にとって、浜寺漕艇場と浜寺RCは全ての出発点でもあります。今から17年前、主人(父ちゃん)と初めて会ったのが大阪レガッタです。レースが終り浜寺RCの皆と食事に行き、そこで私にいきなり「乳でかいですね」と言ってのけたのが今の父ちやんこと矢地洋ニであります。父ちゃん20才、母ちゃん21才の秋のことです。そのころの私はその乳(ちち)にコンプレックスを感じてたのでとにかく気分を害したのですが、まさかその後結婚するとはその時は思ってもいなかったのです。しかし、こうやって私達の子が初めてレースに出たのが大阪レガッタというのもなにか運命的なものを感じます。長男、謙太郎の性格は父ちゃん似の、のんびり・じっくり&スケベなのでボートに乗ったら頑張ってくれると、つい考えてしまうのは親ばかでしようか・・。今回の初レースで身体で艇速を感じ、少しでもボートに興味を持ってくれたらそれだけで満足です。父ちゃんの夢は我が子と一緒にWスカルで朝日レガッタに出る事です。その夢を現実にするため、私は理解と協力で家族を応援していきたいです。生涯現役を合い言葉に、毎日練習に励む矢地洋二をどうぞごひいきに・・・。