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空路(第1日)
今回の旅行は、出発時点からトラブルが起こった。関西空港からの出発機の遅れ、経由地ロンドン空港の変更と相継ぐハプニングにより、結局ミラノのホテルに入ったのは翌朝午前1時(現地時間)を過ぎ2日目の日程にくい込んでしまった。

ミラノMILANO(第2日)
 ミラノは、イタリア半島の北の入り口にある国内第2の都市である。文化遺産、遺跡などが多いことと、欧州経済市場の要衝の都市である。

●スフォルツェスコ城
 Castello Sforzesco(外観見学のみ)
 11世紀に、ビスコンティ領主が建設。その後、スフォルツァ家が1450年から11年の歳月を費やして改築したものである。緑の木立の中に、巨大なレンガ造りの建物が実に美しい。
 この城も現在は考古美術館になっており、ミケランジェロの晩年の傑作「ロンダニーニのピエタ」、マンテーニャの「マリアの聖人たち」、ベリーニの「聖母子」など有名作品が展示してあるという(今回は内部の見学はできなかった)。この城に隣接する公園、競技場も美しかった。


ビットリオエマルエル2世アーケード
●ビットリオ・エマヌエレ2世のガレリア
 Galleria Vittorio Emanuele
 ドゥオーモ広場の北側に広がる「アーケード街」、1865年から12年の歳月をかけて完成したといわれる。十字路を中心に建設されており、高いドーム型の天井は総ガラス張り、中心部の十字路上部には美しいモザイク画がはめ込まれている。この巨大な大アーケード内には高級ブティック、カフェ、レストランなどが立ち並ぶ繁華街となっておりたくさんの人出で賑わっていた。

●スカラ座
 Teatro alla Scala(外観遠望)
 スカラ座は1778年に創建、第二次大戦で破壊されたが、その後、1946年に再建されたという。毎年12月7日がスカラ座の開幕日。
 スカラ広場には、巨大なレオナルド・ダ・ビンチの像がある。

●ドゥオーモ
 Duomo

ミラノのドゥオーモ屋上
(正面は聖マリア像の突頭)
 白色大理石造りの巨大な大聖堂は、ゴシック建築の代表といわれ、実に見る者を圧倒する美しさがある。幅91メートル、奥行 157メートル、高さ 108メートル(これは聖マリア像の立つ尖塔の部分)ことに精緻な彫刻を施した 135本の尖塔があり、その尖塔の上に聖人の像が設置されている。建設は1386年にビスコンティによって工事が開始され、450年の歳月を費やし19世紀に完成したといわれる世界第2位の寺院である。内部は、52本の巨大な列柱が立ち並び、窓に設置された15世紀のステンドグラスが美しい。

ここでは、時間の余裕があり屋上に上って見学することができた。ドゥオーモの屋根の構造(すべて大理石造り)も、悉に見学することができた。また、ドゥオーモの屋上から眺めるミラノの市街はすばらしい景観であった。


ミラノ ドゥオーモ
ドゥオーモの見学後、皆んなで街の散策を楽しんだ。ここで、ガイドさんから予ねて厳しく注意のあったジプシーの一団が近寄ってきた。僕が強く振りきって通り抜けると、今度はつい後の女性達に手を触れた....。これもキャップの咄嗟の気転で皆んな何事もなく通り抜けることができた。

ゴシック建築=尖塔アーチとリブ・ヴォールトを採用することにより上昇線を強調し、広大な空間を作り上げる点に大きな特色がある。最大の空間、最大の光量を採り入れ、自然の法則、神の秩序を具現した建築。
リブ・ヴォールト=アーチの組合せによって空間を覆う曲面の構造体 − 組積造ヴォールト構法は、ローマ人によって完成される。(リブ=肋骨)