(2004年1月16日) 冬の富士山を撮る クリックして大きい写真をご覧いただけます。 | |||
![]() 山中湖のピンク富士 |
![]() 忍野の富士 |
![]() 田貫湖の富士 |
![]() 白糸の滝 |
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<2002年3月10日〜3月12日> 観測史上例を見ない暖冬であったが、初旅行は3月になってしまった。 今年は、浅春の霊峰富士山と、中央アルプスを遠望する旅とした。(主催:関西JTB“旅物語”)
≪富嶽十六景の旅・白銀の中央アルプス≫
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3月10日、大阪から名神高速を通って富士山を目ざした。この名神高速道路は今から38年前(1,964年)に完成させたものである。もちろん日本で初の高速道路である。名古屋〜尼崎間71Km。当時の、建設大臣は河野一郎氏であった。開通から10日間で537件もの交通事故・トラブルが発生した。スピード(低速)違反、ガス欠、エンヂントラブルなどであった。最近の高速道路のように遮蔽(しゃへい)がないから、道路から眺めは抜群・・・・。路肩に車を止めて弁当を開く呑気者もいたという。 当時としては、大変立派な道路であったと思うが、今ではちょっと一般道といった感じになってしまった。 彦根を過ぎると、車窓左手に伊吹山(1,377m)そして番場宿(駒形茂兵衛の伝説の地)を通って行く。そして名古屋から東名高速道路に入る、豊田市のトヨタ上郷工場を左手に次郎柿の里を経て浜名湖に到着する。 午後は、日本平そして三保の松原に行ったが、あいにくの春の嵐に祟られ富士山は淡い霞に包まれていた。
清水市は、なんといっても清水次郎長(幼名山本長五郎)である。現代に欲しい人物像であるかもしれない。次郎長の生家の脇を通過し次の目的地御殿場を目ざした。 御殿場が近くなると“富士三脚”(又は富士五徳)という言葉がある。富士山を真中にして、愛鷹山(あしたかやま 1,188m:静岡県)、足柄山(神奈川県)、足和田山(1,355m:山梨県)と1,200〜1,300m級の山が五徳のように、富士山を支えていることをいったものである。 夜は、富士山中湖温泉で“ほうとう汁”(武田信玄公の陣中食)を味わった。
2日間とも、好天にめぐまれ浅春の富士山を堪能することができた(特に変った景色は望めなかったのは残念かもしれない・・・。)。 富士山は、やっぱり眺める山である。昔の、富士登山は、吉田の御師(おし)という神職たちの先達で信仰のために登ったものである。それが今では物見遊山のごとく夏場観光客が長蛇の列をなして登山する。ゴミの捨て放題、あたりかまわず放尿・・・・、実に罰当りなことである。これから登山する人たちは、持ち込んだ物以上にゴミを集めて帰ってきてほしいものである。 最後に2日間にわたり懇切ていねいに案内とサービスをしてくれた添乗員の池田勝子さんに深く感謝を申しあげたい。
≪富嶽十六景の旅・白銀の中央アルプス≫
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