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1998年1月22日(木)


中村ブレイス(大田)平和に一役
長野五輪ピースアピール展
対人地雷の被害者ケア部門  自立へ装具紹介

「対人地雷の廃絶」をテーマにした長野五輪「ピースアピール展」が1月31日、長野市内で開幕する。この被害者ケア部門を大田市大森町の義肢装具、医療器具メーカー中村ブレイス(中村俊郎社長)が担当することになった。中村社長は「被害者の社会復帰、自立に向けての最後の手段“装具”を紹介することで、非人道的な兵器の撲滅につながれば」(中村社長)と話している。

「ピースアピール展」はNAOC、JOC、難民を助ける会など5団体が実行委を組織し、2月22日まで長野市内の2会場(ながの東急百貨店、朝日八十二ビル)で開催される。

展示構成は▽地雷被害の現状▽ダイアナ活動▽被害者ケア▽長野からの出発−など8コーナーに分かれ、反地雷運動の一端を担ったダイアナ元英皇太子妃の落札ドレス5点(日本にあるすべて)も特別展示されるなど話題を集めそうだ。

被害者ケアのコーナーでは、中村ブレイスが義肢展示を担当。義手、義足、義鼻、義眼など10数点を出展、スタッフ2人を常駐させ、装具の使用説明にあたる。同社は昨年「地雷なき大地への願い展」(3月・東京)、「地雷ではなく、花をください絵本展」(6月・金沢)で義肢装具を展示。関係者から高い評価を受け、今回の出展につながった。

地雷は現在、世界64力国1億1000万個も埋設され、毎日70人が犠牲になっているという。

中村社長は「日本人にとって地雷は無関係なものと思いがちだが、内蔵電池の多くが日本製らしい。義肢装具を本来の目的以外の地雷被害者に使わねばならない世界は嘆かわしい。平和の祭典・オリンピックで、地雷の悲惨さをアピール。廃絶キャンペーンに参画、選ばれたことは光栄に思う」と話している。

【写真】長野五輪「ピースアピール展」に出展する義肢装具を点検する中村俊郎社長=大田市大森町、中村ブレイス

−1月21日(水)山陰中央新報より転載−


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