■1997年5月26日(月)■
戦国大名尼子氏の子孫220人が結集した「第3回尼子一族全国大集会・戦国尼子フェスティバル」が24、25の両日、尼子氏の根拠地、島根県広瀬町で開かれた。一族総会や武者行列、火縄銃鉄砲隊の射撃などがあり、町は戦国ムード一色に染まった。初日の24日は町総合体育館で一族集会。尼子経久から16代目の正司泰之会長(80)=佐賀県有田町=ら参加者全員で「固めの杯」を交わした。講演会に続いて歓迎会があり、子孫らは町内で民泊した。
メーンの25日は町役場前から、尼子氏の居城だった月山富田城ふもとの飯梨川河川敷まで、140人の町民が武者行列。騎馬武者を先頭に、手作り鎧(よろい)かぶと教室の50人をはじめ、少年剣士会、婦人会剣舞会のメンバーらが勇壮に行進した。
河川敷の特設ステージでは、日本舞踊や合戦をイメージさせる尼子太鼓が披露された。最後に大阪城、名古屋城、真田の各鉄砲隊11人が登場。火縄銃の連射や乱れ撃ちでごう音(空砲)をとどろかせ、1000人の見物客を驚かせた。
尼子の子孫らは町が修復整備したばかりの富田城に登ったり、合同法要にも参列。戦国持代に思いをはせながら、町を挙げてのイベントを楽しんだ。一族集会は元年に始まり、次回は15年の予定。
【写真】古式にのっとり火縄銃の演技を披露する鉄砲隊=島根県広瀬町富田の飯梨川河川敷
−5月26日(月)山陰中央新報より転載−