平成22年新年挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、ご清祥のこととお喜び申し上げます。
流行語大賞にもなった「政権交代」。自民党への失望が追い風になって誕生した民主党政権、みかんがリンゴに変わる程度で所詮同じ八百屋の商売と思いきや事業仕分けの荒業には驚かされた次第です。日本丸の船長交代後もドバイショック、そしてデフレ宣言、沖縄基地問題・・・などなど政治も経済も五里霧中のままで2010年を迎えました。
ところで、私たち情報産業の2010年はどのように推移するでしょうか。ソフト系IT産業においては県の成長産業として人材育成等支援を頂いています。この事については心より感謝申し上げる次第です。昨年は溝口知事に対して島根県情報産業協会加盟企業の売上と雇用が上向きに成長していること報告させていただきましたが今年も同じように報告できるのか心配です。多くのソフト系IT企業においては県内に依存しない体質になりつつありますが日本全体の景況感に左右されることは否めません。
少々暗い話になってしまいました。新年の挨拶は明るく希望的に締めくくる必要があります。「チャンスはピンチの衣を着てやってくる」と言います。「都市から地方への権限委譲」の流れは加速するでしょう。島根県の成長戦略として「農業」、「環境」、「医療」分野の産業を伸ばすことを提言したいと思います。これらの産業は都市部では実証しづらく地方が断然有利です。当然ながらコンピュータによるネットワークシステムを必須とする産業です。システムを所有する時代から利用する時代(クラウド化)に向かっています。地方独自のアイディアを駆使した「島根クラウド」の構築を進めてまいりましょう。
また、OSS(Ruby)の流れは島根県が全国をリードしています。開発コストにおいても地方が有利です。座して待たず自ら立ち上がりOSSの流れを加速させましょう。2010年ほど大きく変化する年はないと思います。一歩踏み出せば、そこは宝の山なのかもしれません。
本年も成長を止めることなく躍進の島根県情報産業協会にして参りますのでみなさまのご指導,ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
社団法人 島根県情報産業協会
会長 多久和 厚

