2019年5月25日(土)  

プラバホール芸術監督による音楽コラム ぷれこんさあと【6-7月号】


ぷれこんさあと2019.6-7月号
ぷれこんさあと2019.6-7月号
 


 U39 優待当日券


 プラバ音楽祭には首都圏からのお客様もいらっしゃる。入場料のみならず高い交通費までも負担してこられた方たちである。いただいたアンケートには「こんなにも響きの良いホー ルでの素晴らしいコンサートなのに、観客が少ないのは何故?この気持ち良さを、もっと多くの方に知ってもらうべきでは」などと記されている。終演後のサイン会では「なんとも勿体無い!がんばってくださいと励まされることも。
 
 2017年に(公財)東京都歴史文化財団で、首都圏の若年層(18~39歳)で過去1年間に何かしら文化イベントに行ったことがある層、約3,000人対象の調査が行われた。それによると、クラシック音楽について「興味がある」が16.2%、「まあ 興 味 が ある」が29.2%だという。つまり劇場や、美術館など に出向いたことのある層の約半数(45.4%)が、クラシック音楽に潜在的な関心をお持ちだということだ。

 首都圏に比して、ここ山陰地方は先達の努力により子供のころから音楽に親しむ率は、首都圏より高いと思える。現にアマチュアオーケストラや、バンドに合唱団の多さは特筆ものである。

 「興味がある」と答えた首都圏の方たちでも実際コンサートに年に一回以上行くのは、その中の半数以下。では何故行かないのか。

 その調査では、「コンサートの情報が不足している」が第1位。第2位には「一緒に行く人がいない」との声が寄せられ、3位以下の答えからも鑑みると、「気軽に行ける環境」が整っていないのではと指摘されている。

 このハードルを下げるために私共は下記のようなU39 優待当日券を発売させて頂くこととした。

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 今年度から、公演当日A ・B 席に空席がある場合、満39 歳までが入場できる当日券を1,000 円で発売します。プラバ窓口で当日12:30 より発売開始!座席は選べません。購入及び入場時に年齢を確認できる運転免許証等をご提示いただきます。
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 お客様のアンケートに「クラシック音楽を聴くと心がリフレッシュされ明日への活力が湧く」と書かれていることが多い。それもそのはず、脳
科学者茂木健一郎*氏らによると、秩序ある音楽を聴くと、頭の中の様々な情報が整理され、脳の疲労回復に役立つという。

 今年度は「~初心者からベテランまでどなたでも楽しめる~躍動する演奏を楽しいトークと共に!」のキャッチコピーを演奏家の方々にも深くご理解いただき、賛同を頂いている。服装も普段着でOK。是非気軽に遊びに来ていただきたい。

                        プラバホール 芸術監督 長岡 愼

*参考図書:音楽を「考える」 茂木健一郎/江村哲二(ちくまプリマー新書)


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